よくあるご質問


お客様から寄せられるよくあるご質問をご紹介いたします。
下記以外にも、気になる点、ご不明な点がございましたら、お気軽にお問合せください。
 

新聞チラシやラジオなどで、よく坪単価OO万円とか建物価格OO万円と宣伝しているのを目にします。この表示の仕方だと、一般の人(私も含めて)は、その金額で家がもてると錯覚してしまいます。それが実際に見積をとると、その工事金額は跳ね上がります。 当たり前です。本体価格(坪単価OO万円x坪数)+オプション価格(2Fトイレ、コンセント、開口部、間取りなど)+排水設備費用(建物からの排水設備費など)+諸経費(現場監理費、現場調査費、近隣対策費など)これらを合算したものが、工事請負金額になります。ローコスト住宅と言われている会社は、この請負金額の本体価格部分のみを広告に載せている事が多いのです。 弊社の坪単価は、その工事請負金額を坪で除した金額です(坪数や仕様にもよりますが、坪40から60万の仕事が多いです)。 当然、よく目にする坪25万や35万よりも高額になりますが、工事請負金額(総額)で比べてみて下さい。ローコスト住宅は安いというよりも、むしろ高いことがわかります。その理由は、上記の理由やメーターモジュール、延床面積にあります。

よく検討されている方はご存知でしょうが、建築の単位には尺モジュールとメーターモジュールがあります。尺モジュールは一尺(30.3cm)を基本の単位とするのに対して、メーターモジュールは1mを基本単位とします。具体的な例をあげると、尺モジュールの場合8畳の部屋は2間x2間(1間=6尺=1.818m)=4坪で(1坪=3.3㎡)4x3.3=13.2㎡の面積となります。これをメーターモジュールで創ると、4mx4m=16㎡になります。比べてみて下さい。16/13.2=1.21つまり、メーターモジュールの家は、尺モジュールの家に比べて、21%面積(坪数)が大きくなります。 全く同じ間取りで家(坪単価45万円)を作った場合、尺モジュールの場合は、30x45=1350万円になりますが、メーターモジュールの場合は、同じ間取りにすると、21%面積が大きくなるので、1350x1.21=1634万円になります。 当然同じ間取りでも総額は21%高くなります。

弊社が坪単価を計算する場合の坪数は、確認申請書に記載する延べ床面積を使います。 しかし、ハウスメーカーやビルダーの中には、その延べ床面積に屋根裏部屋やロフト、バルコニー、玄関ポーチなどの面積を加えた、工事面積(施工面積)で坪単価を表示する会社があります。例えば弊社の計算方法だと総額1350万円で30坪の家は1350÷30=45万/坪となりますが、工事面積でいうと、ロフト(畳3枚分)+バルコニー(畳2枚分)+玄関ポーチ(畳2枚分)+バルコニー下ポーチ(畳2枚分)=4.5坪を延べ床面積に算入するので、坪単価は1350÷34.5=39万/坪となります。つまり、総額は同じでも一割以上安く表示されます。 建築費の比較は色々な表示方法があるので、一概には高い安いは言えませんが、この方法も坪単価を安く表示する一つの方法だと思います。

価格の表示方法はいろいろあります。例えば延床面積を工事面積や施工面積に変えたり、尺モジュールをメーターモジュールに変更したりするだけで、約20%~30%程度本来よりも安く表示できます。もっと安く表示したい場合には、本来標準の装備をオプションにすれば、より安く表示できます。(ローコスト住宅の展示場に行った時に最低限でもいいので、その家に住めるようになるまでに、いくらプラスになりますか?と聞いてみて下さい) 私達も同じ方法を行えば、価格を安く見せることはできます。 しかし、これからお付き合いが始まるかもしれないお客様に対して、そんな不当表示に近いことをすれば信用や信頼が得られません。
私達は、お客様とお付き合いをする中で一番大事なのは、信用、信頼関係であると思っております。

住宅を検討するにあたり、キッチンやバス、トイレなどの設備機器に目がいきがちですが、そのメーカーやグレードなどで発生する価格の差額は建築費のほんの数%です。 コストがかかり、本当に大切なのは各職人の人件費です。 逆に言うとローコストで住宅をつくるためには、人件費を抑えなくてはならなくなります。では人件費を抑えるにはどうすればいいのでしょうか?それは、工期の短縮、家づくりの合理化(簡略化)、各職人への材料の支給などです。
しかし、実際に工事をし家をつくるのは各職人です。その各職人が短い工期で単価を削られながら、お施主様のことを考え仕事ができるのでしょうか?私は出来ないと思います。良い家をつくることよりも、工期に間に合わせることを考え仕事をすると思います。 確かに、大手ハウスメーカーの建物は工事金額が高額なので、必要経費を差し引いても40%~50%もあれば残りの金額で十分に良い建物ができると思います。しかし、車で例えるとクラウンやシーマのような高級車にみなが乗れるわけではありません。住宅も同様に、みなが高級な家に住めるわけではないと思います。
弊社はミドルクラスの予算で、アッパークラスには真似ができないような住宅を創ろうと試行錯誤しながら、又、そこに活路があると思って仕事をしております。


ここまで読んでいただきありがとうございます。

家を建てることは、ほとんどの方が一生に一度あるかないかだと思います。誰でも失敗したくありませんし、愛着の持てる家に安心して住みたいと思っています。

お客様が建物を新築、リフォームされるその時には、地元を地盤とする大工さんや工務店もその候補に入れてください。ハウスメーカーやビルダーのようにCMは上手ではありませんが、それ以上の仕事をする会社はたくさんあります。

私達のような中小工務店は、お客様に喜んでいただき口コミや紹介で仕事をさせていただいております。つまり、OB施主様が広告でありCMなのです。

最後になりますが、今後ともぜひよろしく御願い致します。

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